核家族化は現代日本の特徴の1つともいえると思います。
お父さん、お母さんの2人のみによる乳幼児の子育ての日々は喜びとともに様々な不安や戸惑いに満ちています。
かつての日本では祖父母との同居、近居による子育て支援は当たり前の光景でした。
しかし、現代では核家族化が進み育児の負担は母親一人に集中しがちになっているのが現状です
特に地方在住のママにとって、身近に頼れる人がいない状況での子育ては想像以上の重圧、不安になることがあります。
赤ちゃんの世話に追われる毎日、家事との両立、そして自分の心身の疲れが日々降りかかってきます。
それでも子どものために頑張らなきゃと自分を奮い立たせ、育児と家事、仕事とのバランスを保ちながら生き抜いている姿は本当に立派だと思います。
ここでは核家族での子育ての課題とその向き合い方について見ていきたいと考えています。
きっと何度も
「もう無理かも」
と考えてしまったこともあると思います。
私も経験がありますが、こどもの事、自分の事、さらには家族の事と頭ではわかっていても中々できないし、上手くいかないので非常に大きなストレスを抱えながら過ごしていた時期もありました。
でもそれは決して特別なことではなくむしろ、新しい時代の環境による影響も大きいのではないでしょうか。
このような世の中だからこそ、新しい子育ての形を見つけるために、現代の子育ての形を考えていきましょう。
現代の核家族における子育ての現状と背景
近年の日本社会では核家族化が急速に進展し、子育ての環境は少しずつ変化してきました。
かつては当たり前だった三世代同居や地域社会による子育て支援の機能が徐々に失われ、育児の負担はお父さんとお母さんが担う形となり、とりわけ母親にその負担が集中する傾向があると考えます。
地方でもその傾向は徐々に高まっており、親世代との同居に至らず実家からの物理的に距離ができてしまい、急な対応に対するサポートを得ることが難しい状況が見受けられます。
もう一つの課題としては、地域コミュニティの希薄化が上げらご近所さんによる支援も期待しにくくなっています。
さらに、子育ての知恵や経験が世代間で継承されにくくなっていることも、現代の母親たちが直面している課題の一つといえるでしょう。
このような環境の中で子育てを担う多くの親たちが強い精神的な負担を感じているのではないでしょうか。
育児に関する判断や決定を一人で行わなければならない不安や周囲の目、評価を過度に気にしてしまうストレス、自分の時間が持てないことによる閉塞感など、様々な心理的な負担が重なることから心や体調を崩してしまう事もあるでしょう。
私も経験がありますが、どうしても女性(ママ)に負担を与えてしまいがちでした。古くからの慣習、親世代からの影響など様々な部分が根っこにあったのだと思います。
核家族の場合は、話を聞いてくれる人、フォローしてくれる人がいません。そんな中で良い親でいたい気持ちと、自分の時間が作りにくい環境は非常に苦しいと考えます。
そんな中で、どのようにすべきか考えるために核家族における課題や問題点を把握することで、道が開けていくのではないでしょうか。
核家族での子育てにおける課題と向き合い方
現代の核家族における子育ての課題はどのようなものがあるのでしょうか。
ここでは私が感じる視点でお伝えしたいと思います。
まず、育児の経験や知識の継承が途切れているのではないでしょうか。
かつての日本では複数世代での同居や密接な地域のつながりの中で自然と育児の知恵が受け継がれていきました。
しかし、核家族化によってその貴重な知識の継承が難しくなり、諸先輩方からのアドバイスを受ける機会が乏しいと感じます。
地方の方となると、物理的な距離感も1つのハードルになるので早急なサポートや情報の確保がしにくい環境が形成されます。
初めての子育てを、自分自身の力だけで行っていくのはとても大変だと考えます。
ましてや現代日本は共働きが一般的なので、家事育児のみに集中できるわけではなく仕事や家計の事も考えながら過ごしていくのはとても難しいのではないでしょうか。
次に、核家族ならではの課題としてワンオペ子育てによる精神的負担の増大があります。
24時間体制の育児において判断や決定を常に一人で行わなければならない状況は、大きなストレスとなります。
「この対応で良かったのか」
「もっと別の方法があったのではないか」
という不安が募りやすくそれが更なる精神的負担となる悪循環も生まれています。
先の課題にも繋がりますが、子育ては思いもよらない事態が起こるものです。
いまではインターネットで色んな情報にすぐにアクセスすることもでき、良い意味ではすぐに得たい情報を手に入れられる環境は整っています。
反面、情報が溢れすぎていて、選択の幅が多すぎて迷ってしまうこともあるかと思います。
そんなときにアドバイスをくれる先輩、先生である親世代が居ないということは非常に辛いことだと私は考えます。
最後に現代社会における核家族特有の課題として育児と仕事の両立における支援体制の脆弱さが挙げられます。
突発的な子どもの体調不良や予定外の残業など、想定外の事態が発生した際に柔軟に対応できる家族サポートが足りていないように思えるのです。
特に地方在住の核家族の場合は保育施設などの子どもを一時的に預かってもらう施設などへのアクセスも限られてしまうことがあり、仕事と育児の調整に大きな困難を抱えることが少なくありません。
このような状況に対してまず重要なのはこれらの課題が個人だけの問題ではなく、社会の変化に伴う課題であり十分に達してないのだということを理解することです。
自分だけを責めるのではなく、いま現代社会が直面している子育ての課題として捉えることができればより客観的な視点でものごとを考えることができるのではないでしょうか。
まだまだここにあげきれないものもあるとは思いますが、あまりに悲観的にならないようにしてほしいこと。
さらにはしっかりと声を上げて対話、コミュニケーションをあきらめないことが大切なのではないかと私は考えます。
これからの核家族での子育てに向けて
私たちが日々感じる「無理」という感覚というのは、新しい子育ての形を見つけるためのサインなのかもしれません。
核家族での子育ては確かに多くの課題を抱えています。
それはマイナスな面だけなのでしょうか。捉え方によっては新しい時代に合わせたより柔軟な子育ての形を見出すチャンスとも捉えられるのではないでしょうか。
例えば、オンラインでのコミュニティ参加。はじめは不安かもしれませんが、同じ悩みを持つ親同士が時間や場所を問わずつながれるというのは、現代ならではの新しい支え合いの形だと言えます。
また、核家族だからこそ夫婦でじっくりと向き合うことで、お互いの考えを共有しながら自分たち家族なりの子育てのスタイルを作るきっかけがができるのではないでしょうか。
私が特に大切だと感じるのは、完璧を求めすぎないという事です。
「こうあるべき」という固定観念から一度離れてみることで意外と肩の力が抜けて楽になることもあるのではないでしょうか。
そして、助けを求めることを恥ずかしいと思わないこと。これは決して親としての敗北ではありません。むしろ、子どもにとっても多くの人との関わりの中で成長できる機会になるはずです。
子育ては長い道のりです。正しいこともお子さまや環境によって千差万別。
だからこそその過程の中で「無理」と感じる場面にたくさん出会ったとしても、下を向かず、今の自分の状況を見つめ直す機会として捉えてみるというのも良いと思います。
まとめ
現代の核家族における子育ての現状と背景
核家族での子育てにおける課題と向き合い方
これからの核家族での子育てに向けて
核家族化が進む現代社会において、子育てが一人の親に任せられがちな状況は避けられない現実となっていると私も感じます。
特に地方在住の家族にとってその影響は年々深刻さが増しているように感じます。
この記事が少しでも精神的な負担を軽減できるようなアイデアやアドバイスに繋がっているのであれば幸いです。
完璧を求めすぎない育児、助けを求める勇気、そして柔軟な発想を大切に育くんでいく。
私にも経験がありますが、子どもたちも成長するにつれ、徐々に手がかからなくなっていきます。
ストレスで押しつぶされるほど大変だった時期もある意味良い思い出になり、寂しいと感じることさえあるかもしれません。
現代の環境を活かし、オンラインコミュニティの活用や専門家への相談など、新しい形の支援を積極的に取り入れることで、現代ならではの子育ての可能性が見えてくるのではないでしょうか。
変化を恐れず、むしろそれを新しい可能性として捉えてより開かれた子育ての未来を築いていく。それこそが、これからの時代に必要な子育ての姿をこれからも考えていきましょう。